広島で生まれ育った人にとって、広島での暮らしはどんな感じですかという質問ほど答えるのに難しい質問はないと思います。誰でもそうだと思いますが、他の街で生まれ育ったことのない人にとってそれ以外の暮らしについて知らないからです。今まで普通だと思っていることが、他の地方では通用しないということがあるのですから。現代は都市と田舎の暮らしの違いはあっても、街での生活は基本的にどの街も同じかもしれません。しかし、広島特有の気候というのはあります。それは広島での暮らしを新しく始める人にとってはなかなか厳しい気候です。それは広島の瀬戸内海気候でもある「なぎ」というものです。そもそもこの「なぎ」というのは天気を表す言葉ではなく、漁師さんたちが使う海の状態を表す言葉です。「なぎ」というのは、風邪が全くなく、海の波がたたない状態のことを言います。広島の人はこの「なぎ」という言葉を夏の地獄のような無風状態のことを言います。38度や40度になることもある広島の夏ですが、これに「なぎ」が重なると大変です。エアコンがない家で熱中症になる人がいるのも仕方ない気がします。中国地方なのにも関わらず、夏は九州南部と同じくらい暑くなることも。そんな広島の夏の暮らしは過酷です。
過酷な夏の広島で暮らす
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